１月１２日　２２時頃。

ママから電話が。


「おばあちゃんが、　危篤になっちゃった」


調子がわるくて　少し早めに寝ようかな

なんて思っていたけれど、

おなかの　モンちゃんに

「おばあちゃんのところ、　行ってもいい？　大丈夫？」

と　確認して、　おばあちゃんの元に向かいました。


おばあちゃんは、

お薬が効いて、　すうすうと　ねむっていました。


おばあちゃんの　３人のこども夫婦　と、　そのこどもたち、

そして、　わたしのダンナくん。


みんなみんな、　集まることができました。


たくさんの　こども　と　まご　に囲まれて

すうすう眠る　おばあちゃん。


終電も近づいたので、

明日も仕事の　まごたちは　いちど、解散。


翌日、１３日。

午前８時ころ。

おばあちゃんは、　眠るように息を引き取ったそうです。


午後、　急いで　おばあちゃんのところへむかいました。

そっと触れた　つやつやの　額は、

まだ、　すこし　あたたかくて、

きのうと同じように、　眠っているようにみえました。

とてもきれいな　寝顔。


苦労をしてきたひとなのに、

しわのすくない　ぷるぷるの　おはだ。

細くて、　長い、　きれいな指。

ごましお　の　髪。


ぜんぶ、　ぜんぶ、　おばあちゃん。


パパ　が　単身赴任、

ママ　が　実家でお仕事。

その間、　

ママの実家で　わたしを育てて　くれたのは、

おじいちゃん　と　おばあちゃん。


だいすきで　たいせつな　おじいちゃん　と　おばあちゃん。


３年まえ、　おじいちゃんは、　９９歳でなくなりました。

ことし、　おばあちゃんが、９８歳でなくなりました。


もう、　おじいちゃん、　おばあちゃんに　あえないんだな。


もう、　おじいちゃん、おばあちゃんと　過ごした、

秘密基地みたいな　ママの実家に行くことは

ほとんどないのかな、　って思うと、

さみしくて　さみしくて。


だけど、　ね。


おじいちゃんが　なくなったとき、

いとこの　おにいちゃんふうふに

あかちゃんが産まれたの。


そして、

おばあちゃんが　なくなったいま、

わたしの　おなかでは、

モンちゃんが　がんばって　大きくなろうとしているの。


たいせつな　いのち　は、

こうやって、　めぐるんだよね。


おばあちゃん、　ありがとう。

ずっとずっと、　だいすき。


もうしばらく、

わたしは　こっちでがんばります。

おじいちゃんと　いっしょに、

いつも、　みていてね。




▲　ばいばい。　またね。